♪ おらんちの、 どってかぼちゃ、 ひにやっけて

    ♪ きゅうりがでっきた~、 きゅうりがでっきた~

 

 ドルフィンのグループにはわらべ歌がいっぱい!子どもたちも大好きです。

 ところでみなさんは、子どものあそびの中の音やリズムを意識したことがありますか?

 

 先日、グループのお散歩でこんな楽しいエピソードがありました。

 ある男の子が根っこを見つけて引っ張っています。そこへ私が「うんとこしょ、どっこいしょ!」とリズムを加えると、男の子も「うんとこしょ、どっこいしょ!」。すると、楽しげな声に惹かれてお友だちがやってきて、一緒に「うんとこしょ・・・」。最後には「まだまだ、かぶは、ぬけませ~ん!」と言いながら、とってもおもしろい『おおきなかぶごっこ』に発展しました。

 

 こんな風に、みんなで音やリズムに合わせて動いたり、声を合わせたりすることは、多くの人にとって心地良いものですよね。子どもたちは、このような”心地良い”あそびの積み重ねから、お友だちや大人と関わることの楽しさや、共感することを学んでいきます。

 例えば、おもちゃの貸し借りの時に「か~し~て!」「い~い~よ!」とリズムをつけて言うこと。平坦なリズムで言うよりも子どもたちの耳に届きやすいですよね。私たちは子どもに話しかける時、高い声にしたり強弱をつけたり抑揚をつけたりして、自然と子どもに伝わりやすいように工夫しています。そんな大人のおしゃべりを子どもたちはよく聞いていて、真似をしながら自分の中に取り込んでいます。

 

 ぜひ今度、お子さんとあそんでいる時に、ちょっと意識して効果音をつけたり、声の強弱や高さ、スピードや声色をいつもと変えてみたり、リズムを繰り返したりしてみて下さい。

 きっと、子どものあそびの世界を広げる、ちょっとしたきっかけになると思いますよ。(A)