心理スタッフのうちあけ話(9)
♪ おらんちの、 どってかぼちゃ、 ひにやっけて
♪ きゅうりがでっきた~、 きゅうりがでっきた~
ドルフィンのグループにはわらべ歌がいっぱい!子どもたちも大好きです。
ところでみなさんは、子どものあそびの中の音やリズムを意識したことがありますか?
先日、グループのお散歩でこんな楽しいエピソードがありました。
ある男の子が根っこを見つけて引っ張っています。そこへ私が「うんとこしょ、どっこいしょ!」とリズムを加えると、男の子も「うんとこしょ、どっこいしょ!」。すると、楽しげな声に惹かれてお友だちがやってきて、一緒に「うんとこしょ・・・」。最後には「まだまだ、かぶは、ぬけませ~ん!」と言いながら、とってもおもしろい『おおきなかぶごっこ』に発展しました。
こんな風に、みんなで音やリズムに合わせて動いたり、声を合わせたりすることは、多くの人にとって心地良いものですよね。子どもたちは、このような”心地良い”あそびの積み重ねから、お友だちや大人と関わることの楽しさや、共感することを学んでいきます。
例えば、おもちゃの貸し借りの時に「か~し~て!」「い~い~よ!」とリズムをつけて言うこと。平坦なリズムで言うよりも子どもたちの耳に届きやすいですよね。私たちは子どもに話しかける時、高い声にしたり強弱をつけたり抑揚をつけたりして、自然と子どもに伝わりやすいように工夫しています。そんな大人のおしゃべりを子どもたちはよく聞いていて、真似をしながら自分の中に取り込んでいます。
ぜひ今度、お子さんとあそんでいる時に、ちょっと意識して効果音をつけたり、声の強弱や高さ、スピードや声色をいつもと変えてみたり、リズムを繰り返したりしてみて下さい。
きっと、子どものあそびの世界を広げる、ちょっとしたきっかけになると思いますよ。(A)
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- 最終更新日:2015年11月24日