保育スタッフのうちあけ話(1)
近年、便利グッズの普及により「使える手が育たなくなった」と言われています。思い返せば、ひねる水道の蛇口は少なくなってきていますし、雑巾やタオルを絞る機会も減ってきました。最近では、タオルを正しく絞れない大人も少なくないと聞きます。
ところで、「お箸を持てるようにしたい」という相談をよく受けます。
そんな時は、「下手持ちでフォークやスプーンを使ってご飯を食べることが出来ていますか?」と尋ねています。下手持ちにならないうちは、お箸への移行は難しいからです。
下手持ちでこの時期しっかりとスプーンですくったり、お茶碗のご飯を集めたりすることが、お箸へ移行する早道となります。
すべてのことに通じますが、この時期積み上げたものが後に大きく花を咲かせます。目先のひとつだけの行為にのみ目を向けるのではなく、あせらずじっくり、今はコツコツと急がば回れの精神で、たまにはスローライフを楽しみながら子育てしてみてはいかかでしょうか。
そして、使える手を是非、育ててあげて下さい。
正しいタオルの絞り方、ちょっと自信がない・・・という方は、こっそり声をかけてくださいね。(Y)
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- 最終更新日:2015年8月13日