私たちのめざすもの

お子さんと保護者の気持ちに寄り添う支援!お子さんの個性はいろいろ。当然、必要な支援もひとりひとり違います。ドルフィンキッズでは、お子さんへの指導や子育てに関して「こうするべき」という考え方を押し付けることはしません。お子さんの個性、年齢、生活環境、保護者の方々の気持ちなどを総合したうえで、今もっとも有効と思われる方法を、保護者の方々とスタッフとの共通理解のもとにご提案させていただきます。
専門スタッフと保護者がチームで支援!心理士、保育士、言語聴覚士、作業療法士、音楽療法士など、子どもの分野において経験豊富な専門スタッフが、相談や指導にあたります。保護者の方々とも十分にコミュニケーションをとらせていただき、スタッフと保護者の方々がチームになってお子さんの成長を育んでいくことを目指しています。
さまざまな機関と協力し、次のステップにつなげる支援!必要に応じて、ご家庭や幼稚園、保育園なども訪問し、家庭生活、集団生活が充実するようサポートします。また、就学時には、学校生活を安心してスタートできるように、区の就学支援シート等を活用して、次のステップへとつないでいきます。就学後の療育の場についても、ご相談に応じます。
 

私たちは、こう考えます。

お子さんの特徴はひとりひとり違います。

自閉症スペクトラムやADHDなど発達障がいのお子さん、それらを併せ持っているお子さん、さらに診断には至らなくてもそれらの特徴を部分的に持っているお子さんの数はとても多く、その特徴もひとり一人違います。発達的な特徴によって抱えているお子さんやご家族のご苦労は、そのお子さんの数だけ多様であると言っていいでしょう。自閉症スペクトラム、ADHDなどの診断名は、お子さんの特徴を捉えたり、支援の方向性を探ったりする上でヒントを与えてくれることのひとつです。しかし、一方でこれらの診断名がついたことで、特徴や指導法をパターンとしてとらえてしまうと、先入観にかくれて、お子さんのほんとうの姿が見えなくなるおそれもあります。そこで私たちは、障がいという見方にしばられず、ひとりひとりのお子さんの特徴をきめ細かくみていくことが大切であると考えます。

毎日の生活の中で総合的な支援を組み立てます。

保護者の方のご要望として、たとえば「ことばがゆっくりなので言語訓練を」という声を承ることが多くあります。しかしことばの獲得には、発音の練習だけではなく、人とのかかわりが楽しいと思えるような過ごし方や、伝えたいという気持ちが高まるような状況作りなど、様々な工夫が必要です。同時に、規則正しい生活リズムを作る、活発に体を動かす、しっかり噛んで食べる・・・など、ことばの発達の土台となる力を育んでいくことも大切です。このように、幼児期のお子さんは、食べる、寝る、あそぶ、そしてそれら日常生活の中で育まれる親子間の愛着関係など、あらゆる面が水面下で密接に絡みながら成長していくのです。そこで私たちは、個別・集団指導での成果だけにとらわれず、家庭や所属集団など、生活の中での成長を大切にし、支援していきます。